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中野 政尚; 渡辺 均; 片桐 裕実
Low Level Measure.of Actin ides&Long-Lived Rad, 0 Pages, 1997/00
1997年3月11日、PNC東海アスファルト固化処理施設で火災・爆発事故が発生した。数GBqの放射性物質が放出されたため、緊急環境モニタリングを行った。以下に本事故に係るモニタリングの特徴、結果、知見を記す。(1)線量評価の観点からPuとAmがこの事故放出の決定核種であったと考えられた。ゆえにPuとAmが核種とともに大部分の試料に対して分析された。(2)事故放出の影響は東海事業所内の一部で採取したダストと表土試料で認められた。東海事業所外の試料については事故の影響は認められなかった。また、核種挙動の違いがそのダストと表土試料で見られた。(3)PuとAmの分析には長い時間がかかる。非常時においては事故影響を早急に見積もるために、PuとAmはできるかぎり早く分析されるべきである。そのためにはPuとAmの迅速分析法の開発が必要である。